ATHLETE PROFILE
PARA CLIMBER

平井亮太

RYOTA HIRAI

パラクライミング選手
出身地:神奈川綾瀬市
生年月日:1987年 9月5日

自動車整備士として働いていた平井は、27歳で進行性の難病である副白腎ジストロフィーAMN型を発症、30歳から車椅子生活となる。病気を発症した頃、この先の希望がひとつも見えないことに絶望していた平井だったが唯一何も考えず夢中になれる瞬間が、筋トレや運動をしている時だったという。病気の自分を受け入れ、車椅子スポーツに挑戦することを決心。初めは車椅子三輪レース競技を行っていたがパラクライミング選手からの声掛けによって、2020年からパラクライミング競技をスタートする。スポーツを始めたことで前を向けた平井は、2023年8月には、スイス・ベルンにて開催されたパラクライミング世界選手権に日本代表として出場。選手としての目標は「クライミングで世界のメダルを獲ること」、そして「誰かに力を届けられる人になること」だという。自分が頑張ることで力を届けたい、そのために彼は身体が動く限りクライマーとして登り続けていく。